今度のエントリーシートはA4用紙 1枚に形式自由で
「自分らしさを表現してください」
というもの。
何をどう書けば、書類選考に通過するの?
どう書いたら選考に通過するのか?
それは…自分らしく書くしかない!
大事なのは「書類の第一印象」と
「エピソードから伝わってくる人柄」が大切よ。
毎年、形式自由のエントリーシートに、多くの学生が頭を悩ませています。面倒くさいし、難しいので、何を書けばよいか…提出を躊躇する学生さんも多いです。
この記事では、大学のキャリアセンターで15年以上にわたり、年間1000人近くの学生相談に携わってきた新卒専門キャリアカウンセラーが、あなたの不安や質問にお答えします。
形式自由のエントリーシートは難しく考えず、内容はいつも自己PRで十分。手間を惜しまず、準備していきましょう。エントリーシートを提出することは、第一歩です。
ここからスタートです!
なぜ企業は形式自由のエントリーシートを出題するのか?
企業が形式自由のエントリーシートを採用する理由は
主に2点あります。
クリエイティブな能力の評価
企業によっては、自ら企画し、アピールし、運営する能力が求められる職種があります。このような仕事では、与えられた業務をこなすだけでなく、自発的に考え、工夫する能力が重要です。
形式自由のエントリーシートは、学生のクリエイティビティや問題解決能力を評価することができます。
志望度の高い学生と会いたい
特に大手企業や人気業界では、多数の応募が予想されます。中には、志望度が高くないのに、軽い気持ち応募する学生もいます。
しかし、手間のかかる形式自由のエントリーシートを提出する学生は、志望度が高いと思われます。
企業としては、自社に強い興味を持ち、入社への意欲が高い学生と会いたいと考えています。
印象に残る個性的なエントリーシート
「人と違う目立つ書き方」や「印象に残る表現方法」を探している学生さんも多いでしょう。
先輩や合格者のエントリーシートを参考にしたくなる気持ちはよくわかります。
しかし、そのまま真似ることはお勧めできません。
その理由は簡単です。
他人のアイデアをそのまま使っては、「自分らしさ」が失われてしまうからです。
エントリーシートでは、内容だけでなく表現方法も、
あなたの個性を示す重要な要素です。
形式自由(PC作成可、手書き可、写真可、イラスト可)のエントリーシートは、
あなたの得意な方法で、あなたらしさを発揮するチャンスです。
どんな内容を書けばいいの?
形式自由だからといって、特別な内容を無理に作る必要はありません。
最も大切なのは、採用担当者に「あなたの本当の魅力」を伝えることです。
『一番自信のある自分』『仕事で活かせる能力』
伝わるエピソードを探してみよう。
- 学生時代がんばったこと
- 誰にも負けないこと
- 自分の特徴、自己PR
- 趣味や特技
- 挫折経験から学んだこと
- 自分の生い立ち
- 志望動機、自分が会社にどう貢献できるのか
- キャリアビジョンや、将来の夢
ご自身の経験を、次のポイントに注意しなが
自己PRを書いてみましょう。
一つのことをしっかり書いてもいいし、いくつかのトピックスに分けて書いてもOK。
白紙の履歴書・ESでも作成をお手伝いします どう書けばいいのかわからない方でもご心配なく。一緒に考えます
★まず初めに読んでほしい。自己分析の基本
★学生時代頑張ったことのエピソードがない
★自分の特徴や長所がわからない。見つからない
よくある質問3つ
写真を入れた方がいいの?
形式自由のエントリーシートに写真を入れることは、
必ずしも必要ではありませんが、写真があれば貼ることも効果的です。
自分の人柄や取り組んでいる様子が伝わるような写真を選ぶと、より印象的なアピールができます。
1枚でもいいし、数枚を縮小して挿入することがOKです。
自分の活動や趣味、特技を示すような写真が望ましいです。
写真を入れたくない、
または都合よく写真があるとは限らないので用意できない場合は、文字だけで十分です。その際は、レイアウト工夫しましょう。
PCと手書き:どちらを選ぶべきか?
エントリーシートの作成方法として、PCと手書きのどちらを選ぶかは、あなたの個性と得意によって決めましょう。どちらの方法も、それぞれメリットがあります。
PCを使用する場合のメリット
- レイアウトの自由度: 様々なデザイン要素を取り入れやすい
- 修正の容易さ: 内容の変更や調整が簡単
- PCスキルのアピール: デジタルツールの活用能力を示せる
手書きのメリット
- 個性の表現: 人柄が直接伝わる
- 誠意の表現: 時間と労力をかけた誠意みせれる
共通のポイント
どちらの方法を選んでも、以下の点には注意しましょう
- 読みやすさ: 適切な文字サイズと行間で、読みやすさを確保
- リード文: 興味を引くリード文を書くことで、全体の印象を高めます。
- 効果的なレイアウト: 余白や段落分けを活用し、視覚的に整える
イラストや絵を入れた方がいい?
絵を描くのが得意な方は、イラストをエントリーシートに取り入れてみましょう。
難しいイラストである必要はありません。
分かりやすいシンプルな図解も、効果的に自分を表現できます。
矢印やテーマごとに囲むなど、工夫を凝らすことで情報が整理され、見やすくなります。
注意点
- 過度な装飾は避ける:
イラストが主役になりすぎないように注意しましょう。内容が伝わることが最優先です。 - バランスを考慮する:
文字とイラストのバランスを保ち、全体として調和の取れた印象を与えるよう心がけましょう。 - 白黒コピーでも伝わる:
特に指定がなければ、カラーで作成してもいいと思いますが、白黒でコピーでも伝わるように
イラストや絵を上手に取り入れることで、あなたのエントリーシートはより印象に残ります。
自分らしさを活かしつつ、読み手に伝わる工夫をしてみてください。
提出書類は自分の分身である
エントリーシートや履歴書、提出書類は自分の分身です。
採用担当者は、書類を読んであなたを想像します。
(例えば、几帳面、ユニークさ、丁寧さ、バランスがいいな、など)
そして、面接で会ってみて、
書類から得た印象と、合致しているか?書かれていない、別の面はあるのか?など色々な角度から確認します。
エントリーシートや書類たちは分身として、まず最初に採用担当者に会うのです。
分身を雑に作ってはいけません。思いを込めて丁寧に書きあげましょう。
まずは、楽しんで書いてみよう。
「A4 1枚、形式自由」のエントリーシートは、クリエイティブな仕事に多く見られます。
これは、ゼロから何かを作り出す仕事の一環としての重要なステップです。このエントリーシート作成に苦痛を感じていては、これからの仕事も楽しくありません。
企画職や営業職になったつもりで自分自身をプレゼンしてみましょう!
ぜひ、楽しんで書いてみましょう。
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