今まで手帳をちゃんと使ったことはないけど、
就活では手帳を使った方がいいと聞きます。
どうやって使えばいいのか教えてください。
そうね。
就職活動では手帳を上手く使える人が
納得できる就活を終えています。
社会人になっても手帳でスケジュール管理をすることは大事なので
今のうちにしっかり時間管理ができる人になろう!
就活活動をはじめて、難しいと感じることの一つが
「時間管理」かもしれません。
学業やアルバイトの忙しい時間と就職活動と両立できるか心配になる人もいるでしょう。
この記事では、大学のキャリアセンターで15年以上にわたり、年間1000人近くの学生相談に携わってきた新卒専門キャリアカウンセラーが、あなたの不安や疑問にお答えします。
どのように時間を管理すればいいのか、そのコツを解説します。
手書きの手帳をおすすめする理由、バーチカル手帳の活用や、
プライベートと就活を上手に両立させる方法など、
納得のいく就職活動が終えられるようにヒントをお伝えします。
そして「時間管理」は社会人になっても重要です。
いまから習慣を身つけ、就職活動を乗り切りましょう。
時間管理が就活を制す理由
情報収集や準備の時間を確保する
就活には企業研究、自己分析、エントリーシート作成、面接対策など、膨大な準備が必要です。時間管理能力があれば、優先順位をつけて計画的にやるべきことを進めることができ、限られた時間を最大限に活用できます。
ギリギリで行動することがなくなる
複数の説明会、面接、筆記試験などの予定を同時に管理しなければなりません。就職活動では、自分の都合だけでなく、相手(会社)の都合で予定を立てないといけません。本命のエントリーシートの締切日などに慌てないように、余裕を持ったスケジュールを組むことで、就活中のストレスを大幅に軽減できます。
就活には手書きの手帳がおすすめ
就職活動において、手書きの手帳は非常に効果的なツールです。その理由と具体的な活用法について詳しく見ていきましょう。
電源や充電を気にしなくてよい
就職活動中はスマホやタブレットの充電はとても注意しているとは思いますが、うっかり充電を切らしてしまうこともあるかもしれません。その時に、スケジュールが確認できないと困ります。手書きの手帳であれば、いつでもどこでも確認することができます。
記憶に定着しやすい
予定を記した後に安心して、予定をすっかり忘れてしまったことはありません?
「手書き」で情報を記入することで、脳がその内容をより深く処理し、記憶に定着しやすくなります。
これは東京大学の研究グループによる実験で明らかになっています。
紙の手帳の脳科学的効用について 東京大学ホームページ
スケジュール管理がわかりやすい
手書きの手帳は、視覚的にスケジュールを把握しやすく、全体の流れを一目で確認できます。月間カレンダーや週間スケジュールを使って、面接日程や説明会、エントリーシートの締切などを管理することで、効率的にタスクを進めることができます。
自分だけのスタイルで表現できる
手書きの手帳では、自分のスタイルで自由に記入できます。色ペンやマーカーを使ったり、イラストやシールを貼ったりすることで、楽しみながらスケジュール管理ができます。このような工夫は、モチベーションを高める要素にもなります。
デジタルデバイスからの解放
スマートフォンやタブレットでは、通知やアプリに気を取られがちですが、手書きの手帳はそのような誘惑から解放されます。手帳を開くことで、集中して自分の思考を整理する時間を持つことができるため、より効果的な準備が行えます。
振り返りがしやすい
就活中は多くの経験や学びがあります。手書きの手帳には、その時々の気持ちや学びを書き留めておくことができます。そしてそれらを後から振り返ることができます。自分自身の成長を実感しながら就職活動を進めることができます。
記憶に定着しやすい
予定を記した後に安心して、予定をすっかり忘れてしまったことはありません?
「手書き」で情報を記入することで、脳がその内容をより深く処理し、記憶に定着しやすくなります。
これは東京大学の研究グループによる実験で明らかになっています。
紙の手帳の脳科学的効用について 東京大学ホームページ
まとめ
以上の理由から、就活には手書きの手帳がおすすめです。自分自身の思考を整理し、計画的に行動するための強力なツールとして活用しましょう。自分だけの手帳を作り上げることで、就職活動へのモチベーションも高まり、自信を持って臨むことができるでしょう。
プライベートと就活を一元管理するメリット
手帳を作るときに、就活専用の手帳を作ってプライベートな予定と就職活動の予定を分けて管理した方がいいのか、一緒でもいいのか?と悩んでいる人も多いと思います。
自分の体も時間も1つなので、手帳も1つにする方がいいです。その理由については、下記のとおりです。
時間の有効活用
プライベートと就活の予定を一目で確認できるため、空き時間を効率的に活用できます。例えば、友人との約束の前後に企業研究の時間を設けるなど、柔軟なスケジュール調整が可能になります。
スケジュールの衝突を防止
就活とプライベートの予定を同じ場所で管理することで、ダブルブッキングを防ぐことができます。これにより、ストレスを軽減し、余裕を持った行動が可能になります。
情報の一元化による安心感
あっちの手帳とこっちの手帳を見て、、、と手帳を2つ利用するのは少しめんどくさい。
就活関連の情報とプライベートの予定を一つの手帳にまとめることで、必要な情報を見落とすリスクが減少します。これにより、就活に集中しやすくなります。プライベートと就活を一元管理することで、効率的かつ充実した就職活動を行うことができます。自分に合った管理方法を見つけ、就活を成功に導きましょう。
バーチカル手帳の魅力と活用法
バーチカル手帳って何?
縦長のレイアウトで、1日のスケジュールを縦に並べて書く手帳のことです。従来の横並びの手帳とは全く違う、スマートな管理方法です。
時間の流れが一目瞭然
1日の予定を時系列で見やすく配置できるので、隙間時間の活用がグッと楽になります。就活の隙間時間に企業研究や自己分析ができます。
手書きの場合は色分けやイラストやコメントが気軽に書けて、自分だけの手帳が作りやすいです。
就活生のバーチカル手帳の使い方
効果的な手帳の使い方をマスターしましょう!
- まずは基本的な予定を書き込みましょう。学業やアルバイト、友達との約束など、日常生活で欠かせない予定を記入します。これがあなたの生活の土台となります。
- 次に、就活関連の重要な日程を追加します。企業説明会の日時やエントリーシートの締切など、絶対に忘れてはいけない予定を赤字や目立つ色で記入しましょう。
- ここからが重要です。企業分析やエントリーシート作成にかかる時間を見積もり、空いている時間帯に割り当てていきます。これらの準備時間を確保することで、焦ることなく就活に取り組めます。
- もし時間が足りないと感じたら、すでに入れた予定の優先順位を見直しましょう。優先度の低い予定は延期するか、場合によってはキャンセルすることも検討します。就活は人生の重要な岐路です。思い切った決断が必要な時もあります。
- 最後に、定期的な振り返りの時間を設けることをおすすめします。例えば、週末の30分を使って、その週の時間の使い方を分析します。何がうまくいき、何を改善すべきか。この習慣が、より効率的な時間管理につながります。
この手順を意識して手帳を活用することで、就活と日常生活のバランスを取りながら、効果的に時間を使うことができます。自分なりのリズムを見つけ、充実した就活期間を過ごしましょう!
モチベーションアップにつながる手帳
バーチカル手帳は、自己分析や、モチベーション向上に効果的なツールとしても有効です。
バーチカル手帳を効果的をすることは、時間管理だけでなく、長期、短期の目標を管理し、達成する力を身に着けることができます。
効果的な手帳の使い方は、単なるスケジュール管理以上の価値があります。
それは、自己管理能力を高め、目標達成への道筋を明確にする強力なツールとなります。
バーチカル手帳を活用し、日々の予定を細かく管理することで、就活と私生活のバランスを取りながら、効率的に時間を使うことができます。
なにより、定期的な振り返りの習慣をつけることで、自己成長を実感し、モチベーションを維持することができます。
この習慣は、就活期間中だけでなく、社会人になってからも役立つ重要なスキルとなるでしょう。時間は誰にでも平等に与えられた貴重な資源です。手帳を味方につけ、自分の時間を賢く使いこなすことで、充実した就活期間を過ごし、希望の進路を実現させてください。